追悼!安倍晋三元首相:左翼の暴力的ヘイトスピーチの積み重ねがテロルの呼び水になったのではないか?

安倍晋三元首相が参院選の応援演説中に凶弾で倒れた。QUADの枠組みを作るなど、外交・安全保障上の功績は大きい。冥福を祈る。

それにつけても、容疑者の言い分や政治的立場はどうあれ、安倍氏をターゲットとした左翼による長年の暴力的ヘイトスピーチの積み重ねが、このテロルの遠因になったと思えてならない。
 それについて、一年ほど前、このブログに記事を書いたので、そこから以下に引用する。最後の「左翼的ヘイトスピーチのターゲットが安部前首相に集中していることに気づく。安部さんにとっては名誉なことと捉えるべきか(笑。」の結びにある記号の「笑」が、今回の事件で笑いごとではなくなってしまったわけだ。旧社会党顧問で(当時の多分)民主党顧問だった北大の山口何某は、数年前の国会デモの集会で「アベよ、ぶった切るゾ~」と叫んだというが(これってもしかしたら殺人教唆罪に当たるのでは?)、このような左翼的ヘイトスピーチのくりかえしによって、「アイツは殺してもイイんだ」という空気が醸成されて、今回のテロルに発展したのだと考えられないだろうか。左翼的ヘイトスピーチは今までの日本では権力者への抵抗と見なされて大目に見られてきた事情がある。けれども立場はどうであれ人間一個の生命の値打ちは同等である以上、ヘイトスピーチヘイトスピーチなのだ。あらためて、左翼的な暴力的ヘイトスピーチの根絶を訴えるものである。

-------------2021年3月20日記事からの引用--------------

‥‥なるほど最近は左翼も、かつての暴力革命路線を引っ込めて、鎧の上の衣よろしく「リベラル」の仮面を付けるのに余念がないように見える。

けれども、ふとしたスピーチにも暴力性の片鱗が窺われて、ゾクッとすることがある。

昨年秋にも、精華大の準教授が、ユーミンが安部前首相の退陣を惜しむメッセージを発表したのを掴まえて、ユーミン荒井由実のままで死んでいればよかった、といったことをブログに書き、大学から訓戒処分を受けたというニュースがあった。

精華大と言えば、マンガ家の竹宮恵子さんが学長をやっておられることで知られているが(まだ現役だったかな?)、大学側の処分理由に、死んでいればよかったという暴力性は見過ごせない、といったくだりがあったことが印象に残っている。

処分を受けた准教授は資本論の研究者というから、ガチでマルクス主義者なのだろう。言葉による暴力をもヘイトスピーチとして許容しないほど、リベラル化が進んだ世の中で、マルクス主義左翼が時代に取り残されつつあることの、象徴的事件とみえた。

似たような事件で、6年前の安保法制問題のころ、国会前での反対派の集会で、山口なんとかという当時の北大教授で(たぶん)民主党の顧問だった人が、「安部よ、ぶったぎるぞー」とマイクで叫んだということがあった。

これなど、歴としたヘイトスピーチで、今の時代なら確実に問題視されただろう。

けれども、山口なんとか氏が、民主党はじめ集会の責任者側から処分を受けたという話は、ついぞ聞かない。

後で知ったのだが、この人は日本社会党史の研究者でもあるらしい。
年齢からいっても70年大学紛争の頃は暴力革命を怒号していたクチだと見当が付く。

ちなみに旧日本社会党は、名称から想像されるような社会民主主義政党ではなく、歴としたマルクス主義政党だった。だから社会民主党に党名を変更しようというときに反対論が噴出し、一部は新社会党へ、そして一部は民主党へと流れ込んだのだった。

それはともあれ、いくらリベラルの仮面を被っていても、左翼マルクス主義の暴力性がどこかで顔を出すものなのだ。ちなみに左翼的ヘイトスピーチのターゲットが安部前首相に集中していることに気づく。安部さんにとっては名誉なことと捉えるべきか(笑。

周知のように戦後左翼は、連赤事件からベルリンの壁崩壊と、崩壊の一途をたどった。これを右傾化などと胡麻化さないで、証言を残し、原因を究明し、代案を提起してゆかなければ、またぞろ同じことの繰り返しになってしまうだろう。

--------2021年3月20日の元記事全文はココ⇒2021・3月20日----------